フォルダの比較とマージ


このトピックは、フォルダ比較ウィンドウを使用して、 フォルダを比較・マージする方法を説明しています。

1. フォルダ比較操作の開始

WinMergeウィンドウ、または、コマンドプロンプトから、 フォルダ比較操作を開始できます。

From the WinMerge window

ファイル開くをクリックしてください。ファイルまたはフォルダの選択ダイアログを使用して、 比較する1と2のフォルダを指定してください。 デフォルトでは、フォルダ中のすべてのファイルが比較対象に含まれ、サブフォルダは比較対象に含まれません。 これらのオプションの変更と、 ファイルまたはフォルダの選択ダイアログのより詳細な情報については、ファイルとフォルダを開くを参照してください。

From a Command Prompt window

WinMergeインストールディレクトリにある、WinMergeU.exeを起動してください。 コマンド引数には、比較する1と2のフォルダを含みます。 デフォルトでは、フォルダ中のすべてのファイルが比較対象に含まれ、サブフォルダは比較対象に含まれません。 これらのオプションの変更と、 その他のコマンドオプションの情報については、コマンドラインを参照してください。

Tips

Recursive mode

再帰モードは、全体のフォルダ構造の中から、差異ファイルを見つけたり、 操作したりするのに便利です。 しかしながら、多くのサブフォルダやファイルがある場合は遅くなります。 深くネストしたディレクトリ構造を、比較ウィンドウで操作し易くするためにTree viewを有効にすることを考えてください。

非再帰モードは、多くのサブフォルダが存在しても、 それらを検査する必要がないため、速度面で有利です。 さらに、表示の管理もより簡単です。 なぜなら、選択されたフォルダの項目だけを表示すれば良いからです。

Quick Contents comparisons

ファイル比較のためのクイックコンテンツ方式は、 オプションとコンフィグレーションで説明されています。これは、 巨大なバイナリファイルを比較する時に便利です。そしてそれは、4MBを超えるファイル比較の場合、自動的に使用されます。 起こりうる不都合としては、ラインフィルタが効かないことと、フォルダ比較ウィンドウに差異カウントが表示されません。 しかし、これは、ほとんどのケースで取るに足らないことです。 なぜなら、そのような巨大なファイルは、たいていバイナリだからです。

この方式を使用するために、比較操作をする前に設定をしてください。 WinMergeオプションの比較カテゴリで、 ファイル比較方法のドロップダウンメニューをクリックし、 クイックコンテンツを選択してください。

For advanced users

例えば、とても大きなテキストファイルがたくさんある場合など、 クイックコンテンツの境界ファイルサイズを4MBから変更することが可能です。 その方法は、Windowsの regeditコマンドを起動し、

HKEY_CURRENT_USER\Software\Thingamahoochie\WinMerge\Settings\QuickMethodLimit

このキーワードを探し、値を変更してください。レジストリの編集は慎重に行ってください。

1.1. フォルダ比較状況ウインドウ

フォルダ比較操作を開始すると、 WinMergeはこのステータスウィンドウを表示します。

Folder Compare Progress window

比較操作が素早い場合、WinMergeはフォルダ比較結果を表示して、 直ぐにそれを閉じるため、プログレスウィンドウに気づかないかもしれません。 プログレスウィンドウは、その操作対象に含まれるファイルとフォルダの数と、 比較した項目の数を表示します。 プログレスバーは、比較した項目をグラフィカルに表示します。

注意

ファイル比較では大抵サイズが異なるため、 ステータスは、経過時間、または、残り時間を表示しません。 例えば、50/100という比率は、必ずしも比較操作の半分の時間が完了した、 ということを表しません。

停止をクリックすると、比較操作が終了する前に、いつでも操作を中止できます。 フォルダ比較ウィンドウは、未完了の結果を省略して、その時に計算された結果で表示されます。

2. フォルダ比較ウインドウ

フォルダ比較ウィンドウは、フォルダ比較の結果を表示します。 二つの異なるビューが使用できます。

Tabular view

テーブルビューでは、ファイルやフォルダは、それぞれが行に表示されます。 これは、デフォルトのビューです。ここに例を示します。

Tree view

ツリービューでは、フォルダは含んでいるファイルやサブフォルダを、展開したり畳んだりできます。 ツリービューは、再帰比較(サブフォルダを含む)モードでのみ有効です。 例えば、

  • 単独のフォルダを展開したり、折り畳んだりするには、 フォルダアイコンの隣にある、プラス、または、マイナス記号をクリックするか、 行のどこかをダブルクリックしてください。

  • ビュー内のすべてのフォルダを展開、または、折りたたむには、メニューの 表示すべてのサブフォルダを展開するをクリック、または、表示すべてのサブフォルダを折りたたむをクリックしてください。

再帰的に比較している間に、 (ファイルまたはフォルダの選択ダイアログで、サブフォルダを含むオプションを有効にした場合)、 表示ツリー表示をクリックして、二つのビューを切り替えることができます。表示ツリー表示コマンドは、非再帰比較モードでは無効です。

両方のビューで、列はそれぞれの結果項目に対して、異なるタイプのデータを表示します。 ビューで、列ヘッダをクリックすることで、項目のソート順を操作できます。 ソート順を変更するには、二つの方法があります。

  • 列のソート順をトグル(反対に)する。

  • その列によって、ビュー中の全行を再ソートする。

2.1. 再帰的と非再帰的比較結果

フォルダ比較ウィンドウは、再帰比較モードと非再帰比較モードで、 見た目と挙動が少しばかり異なります。

Recursive folder compare

比較結果は、すべてのサブフォルダが含まれています。 表示メニューのオプションによって、フォルダに含まれる項目のうち、 表示される項目のタイプをコントロールできます(例えば、 同一項目の表示)。 フォルダ列は、常に空で、 フォルダの中にあるファイルだけが表示されています。 一つの項目のサブフォルダを見て、比較結果列の項目のパスを見てください。 表示メニューの、左のみに存在する項目の表示、 または、右のみに存在する項目の表示が有効になっている場合、 片方だけに存在するフォルダが表示されます。

Nonrecursive folder compare

結果は、選択されたフォルダのファイルと、最上位のサブフォルダのみを含んでいます。 しかしながら、いくつかのサブフォルダを比較したいなら、 それらをブラウズすることができます。

2.2. ファイル・フォルダアイコン

フォルダ比較ウィンドウの中で、ファイルとフォルダは比較され、 いくつかのカテゴリに分類されます。 カテゴリは、各行の左側の列で、これらのアイコンのうちの一つにより明確に識別されます。

テキストファイル
バイナリファイル
ファイル(タイプ未確定)
異なるテキストファイル
異なるバイナリファイル
異なるファイル(タイプ未確定)
同一のフォルダ(ツリービューのみ)
異なるフォルダ(ツリービューのみ)
左のみに存在するフォルダ
右のみに存在するフォルダ
左のみに存在するファイル
右のみに存在するファイル
スキップ(フィルタ)されたフォルダ
スキップ(フィルタ)されたファイル
比較できなかった項目。例えば、 ファイルが他のプログラムにロックされていたなど。
中断された項目。WinMergeは、比較が中止された時に、 この項目の比較を終了していなかった。結果は不明。

2.3. フォルダ比較ウインドウの操作

キーボードと同様にマウスを使用して、 フォルダ比較ウィンドウをコンテキストメニューでナビゲートできます。 例えば、Next Difference button 次の差異ボタンは、 ファイル、または、フォルダの次の差異を見つけ、選択します。

注意

ユニークなファイルやフォルダは、異なるそれと同様の方法でナビゲートされます。

複数のファイルやフォルダを選択することができます。しかしながら、いくつかの操作 (リネームなど)は、複数選択時は無効です。

ナビゲーションボタンを使って、比較されたファイル中の差異を(次の差異, 前の差異など)横断してください。 WinMergeの機能を使って、 ファイルやサブフォルダをマージ、コピー、移動、または、削除してください。

3. フォルダ比較のファイル操作

フォルダ比較ウィンドウは、編集、コピー、削除、移動やリネームなど、ファイルに対する一般的な操作をサポートしています (移動は、コピーして削除するのと等価です)。 これらのファイル操作と、フォルダコンテンツのマージなど、 幾つかの特別なWinMergeの機能を使用することができます。 ファイルを、関連付られたプログラム、または、外部エディタで開くこともできます。.

これらのタスクを実行するための最も手近な方法は、 一つか複数の項目を右クリックして、 すべてのファイル操作が有効なコンテキストメニューを使うことです。

3.1. ファイルのコピー

フォルダ比較ウィンドウ中で最も一般的なファイル操作は、 左右にファイルをコピーすることです。WinMergeのコピー機能には、幾つかの形があります。 同一ファイルのコピーはマージにおいて使用しないので、異なるファイルのみをすべてコピーする。 このコピー機能は、 コンテキストメニュー、WinMergeメニュー、そしてツールバーで有効です。

3.1.1. コンテキストメニューの[コピー]メニュー項目

フォルダ比較ウィンドウのコンテキストメニューで、 コピーは、4つのショートカットを含んだサブメニュー項目です。

Folder Compare window Copy context menu
  • 左から右右を左には、一方から他方へ選択項目をコピーします。 例の中で、後ろの(2 of 4)は、 コピーされる項目の内、 2ファイルに差異があるということを示しています(同一のファイルはコピーされません)。 これらのショートカットは、差異のあるファイルを選択した場合にのみ有効です。 ですので、同一のファイルだけを選択した場合、 このショートカットは無効になっています。

  • 左を...右を ...で、比較フォルダの代わりに、 システム中のコピー先フォルダを指定することができます。 フォルダダイアログが開くので、 お使いのシステム中のフォルダを選択(または、フォルダを新規作成)し、 OKをクリックしてください。

3.1.2. ツールバーと[コピー]メニューコマンド

フォルダ比較ツールバーの、右へコピーボタン 右へコピー左へコピーボタン 左へコピーは、 コンテキストメニューの左から右右を左にと同じ働きをします。 これは、they copy from side to side only files that are valid to copy. しかしながら、これらのコマンドは、コピーされるファイル数を直接表示しません。 その代わり、コピー元とコピー先をチェックできる確認ダイアログを表示します。

WinMergeメニューの、マージ右にコピーマージ左にコピーは、ツールバーのコピーコマンドと同じ動作をします。

3.2. ファイルの削除

コンテキストメニューの削除を使って、どちらか一方、または、両側の選択されたアイテムを削除できます。その他のファイル操作と同様に、削除は、 、そして 両側というサブメニューを持っています。

警告

削除されたファイルをゴミ箱に移動する オプションを有効にしたままにすることをオススメします。 オプションとコンフィグレーション)を参照してください。アクシデントが起きた場合、削除をアンドゥすることができます。さらに、ゴミ箱は有効にしておくべきです。Windows上で、ゴミ箱を無効にした場合、WinMergeのオプションは働きません。もう一度。WinMergeの削除されたファイルをゴミ箱に移動するオプションと Windowsのゴミ箱の両方を使用しない限り、ファイル、または、フォルダの削除のアンドゥはできません!

3.3. ファイル名の変更

ファイル、または、フォルダをリネームするには、コンテキストメニューの名前を変更 、または、F2キーを押下してください。エディットボックス内で Returnキーを押下すると、名前を変更します。また、 Escキーを押下するとキャンセルします。一つのファイル、または、フォルダをリネームできます。リネームは、 両側のアイテムを変更することに注意してください。現在、 片側のアイテムだけのリネームはできません。

3.4. ファイルを開く

コンテキストメニューの、左を開く 右を開くのどちらかを使用して、アイテムを操作することができます。 それぞれの開く メニューは、いくつかのショートカットを含んだ、サブメニューを持っています。

with Registered Application

Windowsで登録されているファイルタイプに対応したアプリケーションで、ファイルを開きます。

ティップ

このショートカットは、いつも新しいWindowsエクスプローラでフォルダを開きます。

with External Editor

外部エディタでファイルを開くデフォルトエディタはメモ帳ですが、 WinMergeのオプションで、別のエディタを設定することがきます。

with...

Open Withダイアログを開き、指定したアプリケーションでファイルを開くことができます。

3.5. パス名やファイル名のコピー

コンテキストメニューパス名をコピーファイル名をコピーショートカットは、選択されたアイテムの パス名、または、ファイル名をWindowsのクリップボードへコピーします。さらに、コピーされた情報を、ファイル、または、アプリケーションへ貼り付けることができます。 例えば、変更されたファイルのリストの作成や、チェンジログなど。

  • パス名をコピーは、他のファイル操作と同じような、 3つのショートカットを持っています。 これは、1つ、または、複数の選択されたアイテムのフルパス名を、 1アイテム1行として、クリップボードへコピーします。

  • ファイル名をコピーは、パスを除いた ファイル名だけをコピーします。

3.6. ファイルの保護

どちらか片側のファイルとフォルダを変更から保護するには、 ファイル左側を読み取り専用、または、ファイル右側を読み取り専用のチェックボックスを有効にします。

重要項目

ファイルとフォルダの読み取り専用オプションは、現在の比較ビューのみの設定です。 これらのファイルの、Windows上の属性には影響ありません。

この読み取り専用状態は、フォルダ比較で開いたファイルにも継承されます。例えば、2つのフォルダの比較で、片側を読み取り専用にセットし、比較のため2つのファイルを開いた場合、 読み取り専用がセットされた側のファイルは書き込み保護されています。同じように、読み取り専用でない側から、 読み取り専用側へのファイルコピーはできません。

左か右側のペインのステータスバー(ウィンドウの右下付近)のROの記号は、 そちら側が読み取り専用であることを表しています。

3.7. ビュー内の選択された項目を再比較する

大きなフォルダをフルリフレッシュするには長時間かかります。 WinMerge 2.2 か、それ以前では、WinMergeの外でファイルを編集した後はいつも、フルリフレッシュしなければなりませんでした。 バージョン2.4から、WinMergeは、選択されたアイテムだけをリフレッシュできるようになりました。 コンテキストメニューの選択項目を最新更新、または、 メインメニューから、表示最新の情報に更新を選んでください。

3.8. ファイルの圧縮

コンテキストメニューの圧縮を使って、 選択したアイテムを含んだ新しいアーカイブファイルを作成します。

注意

アーカイブサポートは、 WinMerge 7-Zipプラグインがインストールされている必要があります。

圧縮メニューアイテムは、4つのショートカットを含むサブメニューを持っています。

左側のファイルとフォルダを再帰的にアーカイブファイルに加えます

右側のファイルとフォルダを再帰的にアーカイブファイルに加えます

両側

両側のファイルとフォルダを再帰的にアーカイブファイルに加えますファイル名が同じため、これらは、アーカイブ中のOriginalAlteredという名前の、別のサブフォルダへ入れられます。 左側のファイルは、Originalへ、 右側のファイルは、Alteredへ格納されます。

差異

両側とほぼ同じですが、両側で差異があるファイル(片側にしかないファイルを含む)のみを アーカイブファイルへ加えます

圧縮ショートカットの内のどれかを選択すると、 Save As ダイアログが表示され、 アーカイブファイル名とタイプの入力を促します。WinMergeで、既に存在するアーカイブファイルへのファイル追加はできません。 常に、新しいアーカイブファイルを作成します。

ティップ

WinMergeは、アーカイブファイルの中の、両側で同じ名前のファイルを比較することができます。WinMergeは、サブフォルダOriginalAlteredを探し、これら2つのフォルダの内容を比較します。

フォルダ比較が、アーカイブファイルの内容を含む場合、 WinMerge中で行われたそれらのファイルへの変更(例えば、 開くを使用したファイル編集)は、アーカイブファイル中に保存されます。 しかし、WinMergeのコピー移動, 、削除操作では、 アーカイブファイルの内容を更新することはできません。代わりに、圧縮ショートカットのうちのどれかを使用して、 新しいアーカイブファイルを作成してください。

4. ファイル比較ウインドウでフォルダをブラウズする

このセクションでは、フォルダ比較ウィンドウに表示されている、 フォルダをブラウズする方法について述べます。 フォルダをブラウズする時は、全く新しい比較操作を実行します。その結果は、ウィンドウ中の現在の比較結果に上書きします。

4.1. 非再帰的比較でフォルダをブラウズする

たとえ、非再帰的なフォルダ比較がサブフォルダの内容を含まないとしても、 サブフォルダは結果にファイルとしてリストされます。同様に、比較フォルダの親フォルダは、 表の一番上にファイルとしてリストされます。直接、フォルダ比較ウィンドウでこれらのフォルダをくことにより、 ディレクトリツリーを選択的にブラウズすることができます。このアプローチ - あなたが興味のあるサブフォルダだけを比較することは、 ディレクトリツリー全体を再帰的に比較するより、より効果的です。

Browsing the parent folder

親フォルダの比較は、(一番上にあるパス..)の行をダブルクリックするか、その行を選択して Enterキーを押下してください。

時々、(あなたがアクセス権を持っていない時などは)親フォルダを開くことができません。 これら2つのアイコンは、親フォルダが開けるかどうかを表しています。

親フォルダを開くことができます。
親フォルダを開くことができません。
両側に存在する単一のサブフォルダをブラウズする

両側に存在する単一のサブフォルダを比較するには、 フォルダ比較ウィンドウ内のフォルダをダブルクリックしてください。

片側にだけ存在するサブフォルダをブラウズする

左、または、右側にだけ存在するフォルダをブラウズする場合、 WinMergeは、もう一方にマッチするフォルダを新しく作成することができます。詳細は、「ユニークフォルダのブラウズ」を参照してください。

2つの異なるサブフォルダをブラウズする

それぞれのサブフォルダが異なる2つのサブフォルダ(つまり2行選択している)を 比較することはできませんただ、以前に同一のフォルダを比較している場合 (例えば、比較結果中の単一のサブフォルダをブラウズするなど)は、 2つのサブフォルダを比較することができます。 次の図に示すように、まず、フォルダ比較ウィンドウ中の2つのフォルダを選択してください。

Folder Compare window, two folders selected

選択する順番は重要です。最初に選択したフォルダは、結果の左側のフォルダ、 二番目に選択したフォルダは、右側のフォルダになります。

2つのフォルダが選択された状態で、右クリックし 比較(または、メニューのマージ比較)を選択してください。

ティップ

さらに、比較操作は、 先のスクリーンショットが示すように、 フォルダ比較ウィンドウ中の、現在の左側と右側のフォルダのパスが同一の場合にのみ有効です。 例えば、カレントウィンドウが2つの異なるフォルダ比較の場合、これは有効ではありません。

4.2. ユニークフォルダのブラウズ

WinMergeは、存在するフォルダと存在しないフォルダを比較できなかったため、 WinMerge 2.6か、それ以前のバージョンでは、ユニークなフォルダ(比較結果の片側のみに存在するフォルダ) をブラウズできません。 WinMergeで、ユニークなフォルダから何かコピーするには、 はじめにフォルダ構造全体をコピーしなければなりませんでした。

しかしながら、フォルダ構造全体をコピーすることを好まないかもしれません。 バージョン2.8以降では、WinMergeは、代わりに新しい空のフォルダを作成する方法を提供します。 これは、作成された空のフォルダへ、元のユニークなフォルダから必要な要素だけをコピーすることができます。 この手順を示します。

  1. ユニークフォルダをブラウズ(フォルダを選択して Enterを押下するか、それをダブルクリック、または、右クリックし、 比較を選択)してください。例えば、

    Folder Compare window, comparing unique folder

    WinMergeのメッセージは、フォルダが片側のみに存在し、 開くことができなかったことを知らせています。 このメッセージは、一致するフォルダを作成し、比較結果の片側として開くかどうかを確認します。

  2. はいをクリックすると確定 (いいえは比較をキャンセル)します。新たな比較結果では、 ユニークなフォルダは左側に、新しく作成された空のフォルダは右側に開かれます。

    Folder Compare window after browsing to unique and created folders

    比較結果では、アイテムを(例えば、右クリックのコンテキストメニューを使って) ユニークなフォルダから作成されたフォルダへコピー、または、移動することができます。

5. フォルダ比較のカスタマイズ

このセクションでは、フォルダ比較ウィンドウの表示結果を制御する方法について説明します。 表の列の、表示・非表示、並べ替えの表示をカスタマイズすることができます。

5.1. ファイルの種類による表示/非表示

表示メニューは、 アイテムの種類を表示・非表示にするショートカットを含んでいます。 有効(チェック)にすると、そのアイテムは表示され、無効にすると、そのアイテムは非表示になります。

  • 同一項目の表示: 同一として検出したファイル

  • 差異項目の表示: 差異として検出したファイル

  • 左のみに存在する項目の表示: 左側のみにに存在するファイルとディレクトリ

  • 右のみに存在する項目の表示: 右側のみに存在するファイルとディレクトリ

  • スキップされた項目の表示: ファイルフィルタにより省かれたファイルとディレクトリ

  • バイナリファイルの表示: バイナリとして検出されたファイル

5.2. 列ソートの変更

フォルダ比較ウィンドウの行は、特定の列のソート順によって並べられます。 このソート列は、ヘッダの小さな矢印によって表されます。 矢印が上向きの場合は昇順に、下向きの場合は降順で列はソートされています。 このトピックの上部にあるフォルダ比較の例は、 ファイル名の列で昇順にソートされています。

他の順序列を選択するには、単にその列ヘッダをクリックしてください。 選択した列は、そのデフォルトソート順に設定され、 すべての行は列のソート順によって並べ替えられます。

既にソート列になっている列のソート方向を変更するには、そのヘッダを再度クリックしてください。 これはつまり、ソート列のヘッダをクリックするとその順序を逆にする (昇順と降順を切り替える)ということです。

5.3. 列の追加、削除、順序変更

フォルダ比較ウィンドウに表示されている列を変更するには

  1. これらの列ヘッダを右クリックし、列の設定 か、ツール列の設定を選択してください。

  2. 列表示ダイアログは、それぞれチェックボックスとともに、すべての有効な列名を含んでいます。 これらのアクションを組み合わせて列を設定します。

    • 表示したい列にチェック (リスト中のアイテムを選択するだけでは不十分なことに注意)してください。

    • 非表示にしたい列のチェックを外してください。

    • 列の順序を変更するには、1つかそれより多くのアイテムを選択し、 上へ下へ をクリックしてください。

    • カスタム設定を上書きして、デフォルトのWinMergeの列設定に戻したい場合は、 デフォルトをクリックしてください。

  3. OKをクリックしてください。

The following columns in the Display Columns dialog are displayed by default in the Folder Compare window:

  • ファイル名(デフォルト): 比較されたアイテムの名前非再帰比較では、この列はファイルとフォルダの両方を含んでいます。      再帰比較では、フォルダは含まれていません。 代わりに、フォルダはフォルダ列に表示されます。

  • フォルダ: 比較されたサブフォルダの、 比較フォルダからの相対パス非再帰比較の場合、この列はいつも空です。 フォルダは、代わりにファイル名列に表示されています。

  • 比較結果: 冗長な比較結果 (簡易結果表示も参照してください)

  • 左日付右日付: それぞれの側のアイテムの更新日2つの日付のうち新しい方 (または、同一のアイテムの日付)の後ろには、アスタリスク( * )が付いています。

  • 拡張子: ソートに便利なファイルの拡張子

次の追加列が、列表示ダイアログで使用可能です。

  • 簡易結果表示: 比較結果列を簡潔な形式で表示します。

  • バイナリ: ファイルがバイナリファイルの場合、 列にアスタリスク( * )が含まれます。 簡易結果表示列は、ソートに使用するために便利です。

  • 左属性右属性: ファイル属性を表示します。

  • 左作成日時右作成日時: アイテム作成日時

  • 左エンコーディング右エンコーディング: ファイルエンコーディング。ANSIファイルはコードページ番号を、UnicodeファイルはUnicodeエンコーディング名を表示します。

  • 左ファイルバージョン右ファイルバージョン: 存在する場合、ファイルのバージョン番号Note that the version is read only for some binary file types known to usually have a version resource.

  • 左サイズ, 右サイズ: ファイルサイズ(byte)

  • 左サイズ(短縮), 右サイズ (短縮): KB, MB, GBに丸められた短縮バージョンのファイルサイズ

  • 新しいファイル: どちら側が新しいかを表示します

  • 差異数: ファイル間で見つかった差異の数(無視された差異を除く)

  • 無視された差異数: ファイル中の無視された差異数これらは、行フィルタによって無視された差異です。

  • 左EOL, 右EOL: ファイルのEOL(改行)スタイルを表示

5.4. 項目の非表示

コンテキストメニューの項目を非表示を使って、 1つ、または、複数の選択項目を素早く非表示にすることができます。 そのアイテムは、ビューを更新(F5を押下)するか、 表示非表示の項目を表示をクリックするまで、非表示のままです。

ティップ

項目を非表示について知る: 処理済や、 現在興味が無いファイルを除外して、多くの時間を節約することができます。 例えば、どのファイルのマージが残っているかわかり易くするために、 マージした後にファイルを非表示にするかもしれません。

6. フォルダ比較ウィンドウから、Windowsのシェルコマンドを使う

フォルダ比較ウィンドウ内で選択項目を右クリックし、 コンテキストメニューから直接Windowsのシェルコマンドを起動することができます。

両側を選択した場合、左側シェルメニュー右側シェルメニューのどちらかを選ぶことができます。 アイテムが片側だけにある場合、そちら側のシェルメニューのみが有効です。

注意

シェルメニューコマンドは、完全にWinMergeの外側で実行されることを、よく考えてください。 つまり、WinMergeは、WinMerge内部で実行される操作と同じ方法で、 いくつかの操作に応答しないかもしれません。 例えば、WinMergeの削除コマンドの代りに、 このシェル統合を介してファイルを削除すると、その変更はフォルダ比較ウィンドウ内に、 自動的には表示されません(変更を見るためには、手動でリフレッシュしなければなりません)。